1950-02-10 第7回国会 衆議院 電気通信委員会公聴会 第3号 ところが試験で行う知識と技能——生活自体の中に淳化され、消化され、アウフヘーベンされたところの知識と技能というものは、現在の日本における試験制度のわくでは、ちよつと割切れないものがあると私は思う。先ほどもその点につきまして、むずかしい公式を覚えてなくても通信無線の技能は発揮できる。むしろ試験や免許の際に得る知識が忘れられるほどに自分に生活化されなければ、その知識や技能は実生活に適しない。 宮入鎭